その他
天然木・無垢のテーブルの作り方
天然木・無垢テーブルが出来るまで
- 1.材料選定(木取り)
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天板・脚に使用する材料を選定します。
そのときに仕入れた材料の中から節・割れ・反りが少なく、天板として良い材料を選びます。
この作業はキレイな天板にする為のとても大事な工程になります。
ここで歩留まり(材料からどれくらい部品が作れるかなど)も決まるので、商品単価に関わる重要な作業でもあります。
脚も同時期に仕入れた材料から作ることで色が合います。
- 2.横切り
- 木取りで選定された木材をカットします。
ミリ単位のサイズ調整は作業後半に行うので、ここでは、"大きな節""小口の割れ"をカットします。
- 3.ギャングソー
- 材料の耳部分をカットします。
平行に並んだ2枚の刃によって、木材を平行に切っていきます。
ここで一枚一枚の木材から取れる最大の幅にします。
- 4.手押し鉋
- 木材は製材された後に乾燥することで歪みが生じます。
それを手押し鉋という機械で表面を削り、まっすぐに「伸ばし」ます。
また、次の工程(接ぎ合わせ)で木材同士が接合しやすくなる様、表面をなめらかにします。
- 5.接ぎ合わせ
- カットした木材同士を接合します。
「高周波プレス機」という機械に接着剤を付けた木材を並べ、圧力をかけて接着します。テーブルの脚も2枚の板を張り合わせることなく太く丈夫に仕上げています。
- 6.ワイドサンダー
- 木材を並べて圧力をかけて横継ぎすると、隣同士の木材との間に微妙な高さのズレが生じます。
それをワイドサンダーという大型の研磨機で削り、平坦な面に加工します。
また表面を削ることで余分な接着剤を削り取り、仕上げると共に厚みをミリ単位で調整します。
ペーパー(ヤスリ)の番手は60番(粗)→150番→320番(細)と順にかけていきます。
0.2mmずつ表と裏、両面をワイドサンダーにかけていきます。
ここで天板の厚さが約42mm→40mmまで削られます。
- 7.パネルソー
- 幅、奥行きをカットします。
次の工程で機械により正確にカットするため、ここでは仕上げの寸法より20mmほど大きめにカットします。
- 8.サイザー
- ご注文頂いたサイズに合わせて、正確に幅・奥行きをカットします。
ミリ単位の作業です。
- 9.NCボーリング
- 天板に脚を取り付ける金具を埋め込むため、天板の裏側に穴をあける作業を行います。
1/100mmの精度を誇る精密な機械で正確な位置に加工を施していきます。
脚も同様に金具を埋め込むための加工を行います。
- 10.サンダー
- 320番のペーパー(紙ヤスリ)でサンダーをかけ、ワイドによって付いた細かいキズを取ります。
- 11.塗装(オイル・セラウッド)
- 塗装を行うことにより、木材の本来の色味を引き出します。
またキズや汚れが付きにくくなる効果もあります。
オイル塗装は一度塗装したあと乾燥させ、600番のペーパー(紙ヤスリ)で研磨し、さらにもう一度塗装しています。
セラウッドも同様に2回塗り仕上げとなります。
ハケで塗り、ウエスで伸ばし、オイルが染みていないウエスでしっかり拭きあげます。
- 12.金具の取り付け
- 天板の裏側には反りを抑える金具と、脚を取り付ける為の金具を取り付けます。
金具を取り付けた後は仮合わせを行い、ゆるみがないように調整を行います。
- 13.梱包
- 塗装が乾燥したら、商品を丁寧に梱包します。
テーブルと天板と脚は別梱包となります。
当店の家具は全品「開梱設置無料」ですので、お客様が組立てる必要はありません。