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家具のメンテナンス・手入れ

家具のお手入れ・メンテナンス

家具のお手入れ・メンテナンス・修理

メンテナンスの仕方や方法をご紹介。
以下に気をつけるべきポイントやメンテナンスの仕方をまとめてみました。
使われている素材や状態に合わせて行ってください。
基本的には自己責任でお願いいたします。

オイル塗装(ダイニングテーブル)のメンテナンス

オイル塗装のダイニングテーブルの定期的なメンテナンス方法を動画にしました。
少し長いですが、詳しくご説明しております。ご参考にどうぞご覧下さい。
テレビボードやチェストの天板なども同じ方法でお手入れできます。

塗装にはいくつかの方法があります。そのうち「オイル塗装」と「ウレタン塗装」を見てみます。

オイル塗装のお手入れ

特徴:
植物油を主成分とした浸透性の塗装方法で、一般の塗装と違い表面に塗装膜を作らないので、樹の表情である木目の美しさやしっとりした質感がそのまま表現されます。
保護膜としての塗膜がないため、キズやヨゴレが付きやすい欠点もありますが、その分補修もしやすいです。
程度の軽いシミ・輪染みなども、オイルフィニッシュのメンテナンスで目立たなくなることもあります。

オイル塗装メンテナンス1
オイル塗装メンテナンス2

お手入れ方法:
市販のオイルやワックスで定期的(1年に2~3回)に拭き込む方法をおススメします。
柔らかい布に少量のオイルを染み込ませ、馴染ませるようによく刷り込んでください。そのあとに別の布で乾拭きして仕上げます。

※濡れたモノや熱いモノなどを直接置くとシミや輪染みが残る場合があるで、コースターやランチョンマットなどをお使いください。
マジックなどの汚れや傷がついたら、目の細かいサンドペーパーで木目に沿って丁寧に削り、そこにオイルを刷り込んでいきますが、周囲との色むらに気をつけながら、薄く伸ばして仕上げてください。

ウレタン塗装のお手入れ

特徴:
木の表面にウレタンの塗膜をつくり木の表面を保護しています。

お手入れ方法:
普段のお手入れは乾拭きで十分です。
油汚れなど、汚れがひどい場合は温湯(40度)で中性洗剤を500倍に薄め、タオルを浸し固く絞って塗装面を拭いた後、きれいな温水で固く絞ったタオルで洗剤を拭き取り、最後に乾拭きをします。
また、化学雑巾は使用しないでください。塗装面のツヤが消えたり、シミになる場合があります。
購入後、しばらく塗装や接着剤の匂いが気になる場合があります。できるだけ風通しをよくして換気を行ってください。

木製製品の日常の使い方や手入れ方法

設置場所について

直射日光のあたる場所、冷暖房機器の近く、温度差が激しい、湿気や乾燥しやすい場所には置かないでください。これらの場所は変色や塗装の剥がれ、割れや反りなどの変化を起こしてしまう原因になります。

基本は乾拭き

乾拭きを普段から心がけることです。何かモノをこぼしたりして汚してしまったら、すぐに拭くようにしてください。
鏡面仕上げやウレタン塗装されたモノであれば、塗装面が強いので汚れもすぐ拭きとれますが、オイル塗装はシミや輪染みなどが残る場合があります。

できるだけ"通気性のよい"マットを敷く

テーブルの天板に限らず、木製の家具に、熱した鍋やヤカンをそのまま直接置かないようにしてください。
必ずコースターやランチョンマットなどを下に敷いてください。
(新聞や雑誌などの紙類を敷物にしてしまうと、インクが熱で溶けて貼りついてしまい、取れなくなったり、インクの痕が残る場合がありますので、お止めください。)

また、濡れたままの湯のみやお茶碗を置いたままにして置くと輪染みの原因になりますので、ご注意ください。

(雑学:塗装による耐久温度差の違い)

余談ですが、ラッカー塗装は40~50度くらい(お茶程度)、UV塗装は200~300度、ウレタンやポリエステル樹脂は130度まで大丈夫といわれています。ですが、直接熱いモノを置くことは避けたほうがよさそうです。

汚れを落とす場合

通常の汚れは、中性洗剤をぬるま湯で100倍程度に薄めて、柔らかい布に浸し、固く絞ってふき取った後、ぬるま湯に浸した布で洗剤をふき取り、乾拭きしてください。
食器棚などのガラス扉をクリーナーで拭く場合は、木製部分にクリーナーをつけないよう注意してください。シミになる場合があります。
また、白木(桐製など)の木製品の場合は柔らかい布で、拭うようにしてください。水分や油分での拭き取りは厳禁です。

家具にキズが付いてしまった

無垢の家具:軽度のキズ

無垢の家具であれば、軽度のキズでしたら、サンドペーパー(紙やすり)を使い分けながらキズの周辺箇所を削り磨いていただき、そのうえからオイルや塗料を塗ることで元に戻ります。

メラミンやポリ板で作られた家具:軽度のキズ

メラミンやポリ板で作られた家具の場合、同系色のマジックペンで着色していただくか、ラッカーシンナーを布に染み込ませて吹き上げますとキズの部分が目立ちにくくなります。
浅めのすりキズの場合、クリアーラッカーなどのスプレーを吹き付けて目立たせなくすることもできます。
また、少し深めのキズの場合、同系色のパテで埋めてしまう方法もございます。

(安い家具に多く使われているメラミンやポリ版、プリント紙のキズはまず治ることはなく、通常は材料そのものを貼り直すしかありません。)

無垢の家具:目立つキズがついた場合

市販のクレヨンタイプやペンタイプの補修材などで目立たないようにできます。
深くえぐれてしまったようなキズは、家具用パテで埋めて着色することも出来ます。
(自分で直すことが難しそうな場合は、業者にご相談ください。)
テーブルのキズ予防には、天板の形に合わせてオーダーでカットできるPSマットというものがあります。
両面がコーティングされているのでビニールクロスのようにくっつく心配もありません。 (ビニールクロスは木の呼吸を妨げ、割れ反りの原因となるといわれています。)

無垢の箇所がへこんでしまった

無垢の家具:へこみキズ

無垢で作られた家具・床で軽度のヘコミの場合は、まずヘコミ部分に水をゆるめに絞った布をしばらくあてて置き、その上から中温程度のアイロンをあてますと、材種やヘコミの程度によって異なりますが、水気を吸って元に戻ります。
(※深くへこんだ場合は戻らないこともあります。)

メラミンやポリ板で作られた家具:へこみキズ

メラミンやポリ板で作られた家具の場合、同じような作業をされましても、無垢ほどヘコミは元に戻りません。
またヘコミでできたヒビ割れなどは元には戻りません。

引き出しがかたくて開閉しにくい

無垢材で作られた引き出し

無垢材で作られた引き出しの場合、湿気を含むと膨張し、乾燥すると収縮いたします。
そのため、お部屋の環境や設置場所にもよりますが、季節ごとに変化いたします。

擦れ合うところをサンドペーパー(紙やすり)で少し削って調整したり、ロウや固形石鹸を塗って滑りを良くするなどの加工を施してみてください。
(あまりやりすぎますと、違う季節になったときに違う問題が出てくる可能性もございますのでご注意ください。)

それらの加工が不安な場合は、有料となりますが当社まで家具を送っていただき、加工を施してご返却することもできますので、お気軽にお問い合わせください。
(送料はお客様ご負担でお願いいたします。)

メラミンやポリ板の引き出し

メラミンやポリ板の引き出しの場合は、季節の変わり目や環境には左右されにくいのが特徴なので、
もし引き出しの開閉がしづらい場合は、作り直すか、ロウや固形石鹸を塗って滑りを良くするなどの加工を施してみてください。

引き出しの奥に物が落ちてしまった。

引き出しの外し方説明1

引き出しの奥に、何か物がひっかかったり、落ちてしまい、引出しを外してみたいときにご参考ください。
引き出しの左右がレール式のものであれば、ボタン(またはレバー)の操作でカンタンに外すことができます。


レールのベアリングが破損しやすいので、取り付けの際はしっかりとレールを収納し、ゆっくり丁寧におこなってください。

引き戸・引き違い戸が開けづらい

上部または下部の溝(レール)から、ずれていたり、はずれていたりする場合もございますので、正しくはまっているか確認してください。

また重いモノを入れるなどすると、家具の変形などによって生じることがございます。
まずは重いモノを取り除いたり、中身の配置を入れ替えたりして、重さを調整してみてください。
それでも改善しない場合は、戸をはずして、サンドペーパー(紙やすり)で削るなどしてください。

タンスの扉の開閉がしづらい

タンスにいれている洋服やハンガー、ネクタイなどがはさまっていないか確認してください。
また、設置場所が水平になっていない可能性もあります。(床が比較的やわらかい素材の場所)
そのため家具が歪んでしまい扉の開閉がしづらくなることがあります。
設置場所を変えてみるか、タンスの下に段ボールや厚紙、板切れなどを敷いて水平になるよう設置してください。

輪染み(汚れなど)が出来てしまった

無垢の家具の輪ジミ

無垢の家具の場合、少量のアルコールやラッカーシンナーを布に染み込ませて軽く吹き上げますと、目立たなくなる場合がございます。
また、それでも目立つときには、サンドペーパー(紙やすり)で表面を軽くこすって、オイルや自然塗料を塗って仕上げます。

メラミンやポリ板で作られた家具の輪ジミ

メラミンやポリ板で作られた家具のは汚れや輪ジミがつきにくい素材です。
もしシミが目立つ場合、少量のアルコールやラッカーシンナーを布に染み込ませて軽く吹き上げますと、目立たなくなる場合がございます。
それでも目立つときには、材質上、元には戻りませんので、張り替えるなどしなければなりません。
張り替えをご希望の場合には、有料となりますが当社まで家具を送っていただき、加工を施してご返却することもできますので、お気軽にお問い合わせください。
(送料はお客様ご負担でお願いいたします。)

テーブル・イスがぐらついてしまう

脚モノの家具(ソファやベッドなど)の場合

脚モノの家具の場合、まずは脚の接合部のナットや金具の緩みをご確認ください。
緩んでいるようでしたら、それぞれを少しずつ固く締めつけて固定させていってください。

接着があまくなりぐらついたりしているときには、外れるようでしたら一度外していただいて、改めてボンドや接着剤を使って接合させてください。
※ボンドや接着剤は、必ず用途(木工用、金属用、プラスチック用など)にあったものをお選びください。

また、設置場所が水平になっていない場合は、家具が歪んでしまい安定しませんので、脚の下に段ボールや厚紙、板切れなどを敷いて水平になるよう設置してください。

布張地ソファの日常の使い方や手入れ方法

ホコリや汚れを取り除いて、いつも清潔に保つことが張地を長持ちさせるポイントです。ブラッシングしながら表面を叩いたり、掃除機でホコリやダニを取り除くようにしてください。
毛足の長いものは毛並みに沿ってブラッシングします。タオル地のようなループのものは、羽ボウキでホコリを取り払ったり、掃除機で吸い取ってください。
汚れは時間が経つにつれ取れにくくなりますので、汚れがついてしまったらすぐに濡れタオルなどで拭きとります。
化学雑巾は使わないでください。

布張地ソファが汚れた場合

40度くらいのお湯に中性洗剤を入れ、それを使ってふき取った後、キレイなお湯にタオルを浸し固く絞ります。その蒸したタオルで洗剤分を拭きとってください。その際、毛並みに沿って拭くといいようです。そのあと、自然乾燥させてください。
カーペットクリーナーやカーペットシャンプーなどが市販されていますが、必ず目立たないところで試してから使用してください。(漂白剤やシンナー・ベンジンなどはなるべく使用しないでください。)

革張地ソファの日常の使い方や手入れ方法

熱や暑さに弱いので、できるだけ直射日光が当たらないようにしてください。エアコンやストーブなどの冷暖房の近くには置かないようにしてください。
アジロや籐などの硬めのクッションやカバーは使わないでください。
また、ビニール製品などを長く重ねたままにしておくと変色の原因になります。
購入後すぐに市販の革専用のプロテクト剤を塗っておくと、革の美しさを長く保つことができますが、まずは目立たないところで試してから使用してください。
手入れとしては、柔らかい布でやさしく拭きあげます。
革は熱だけでなく水にも弱いため、水分をこぼしたり汚してしまった場合にはすぐに拭きとってください。長時間放置しておくと汚れやシミとなります。また水に濡れたままの状態で放置したり、湿気の多い場所で使用すると、カビや汚れの原因にもなります。
表面に積もったホコリは汚れの原因になりますので、掃除機でこまめに吸い取ってください。
年1~2回くらいの割合で、市販されている皮革専用のクリームを塗っておくと長持ちします。

革張地ソファが汚れた場合

手あかなどの汚れは軽い汚れは、固く絞った蒸しタオルで拭き取り、最後に乾拭きしてください。
40度くらいのお湯に中性洗剤を入れ、それを使ってふき取った後、キレイなお湯にタオルを浸し固く絞ります。その蒸したタオルで洗剤分を拭きとってください。そのあと、自然乾燥させてください。

素材・革の種類による注意点

<素上げ調(表面塗装されていない)仕上げの革>

革本来の風合いを大切にするため、耐水性が弱くなっています。吸水率が高くシミの原因になりますので、水拭きは避けてください。

<スエード、ヌバックなどの起毛製品>

汚れがつきやすくデリケートな素材です。毛並の美しさを保つため、エチケットブラシなどでマメにブラッシングしてください。
ホコリが付きやすいので、掃除機などで起毛内に入り込んだホコリやチリを取り除きます。汚れてしまったらタオルなどで叩き落すとよいですが、強く叩かないようにしてください。

<人工皮革>

天然皮革に比べてお手入れはカンタンです。本革と同じように、日常の手入れや汚れたらすぐに対処することを心がけてください。

使ってはいけないもの(一部紹介)

ベンジン、アルコール、シンナー、除光液、固形のワックス、また革以外の製品用のワックスやクリーナー、化学雑巾、漂白剤、硬い布、消しゴム、ハンドクリーム、牛乳、ボールペン、マジックなど

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