自然工房では、厚生労働省策定の、ホルムアルデヒドをはじめとするシックハウス原因物質を一切配合していない塗料お よび接着剤を使用しています。
届いてすぐはオイルの香りが強く感じられますが、人体に無害ですのでご安心ください。
気になる場合は窓を開けたり換気扇をつけるなど換気を行ってください。
香りは 1 週間程度で落ち着き、時間が経てば無臭になります。無垢材は、湿度により伸び縮みすることから、「呼吸する」といわれています。
木目の表情や色の変化の 美しさなど、使い込むほどに味わいが出る天然ならではの良さがある一方、割れや反り、ねじれを防ぐための日常の管理 が大切です。
末永くご愛用いただけるよう、以下のことにご注意ください。
保証期間内であっても、取り扱い方法を守らず不適切なご使用方法で商品に不具合が生じた場合は無償保証対象外となります。

1．使用目的について

使用目的以外で使用しないでください。
テーブル・タンス・天板・棚板などの上に乗ったり、イス・ソファ・ベンチの上に立ったり飛び跳ねたり、座った状態でイスを傾けたり、肘部や背もたれの上に腰掛けたりすると、破損や転倒、怪我の原因になります。
特に小さいお子さまにはご注意ください。ケガやキズ防止のため、扉の開閉には扉が動く範囲に人がいないか、モノが置いてないか確認してください。
転倒や破損防止のため、引き出しを出した状態で上から押さえたり、重いものを 載せないでください。
反りや破損防止のため、棚板は確実にセットしてください。
また、棚板には均等にモノを載せてご 使用ください。
万が一破損や変形した場合、安全の為家具の使用を停止し、当店にご相談ください。

2．設置場所について

水平で安定した場所でご使用ください。
家自体が傾いていたり、床や接地面がぐらついたり水平になっていないと、家具 に歪みを与え、破損の原因になります。
歪んだ状態になると扉や引き出しの開閉が困難になったり、蝶番（ちょうつがい）や取っ手部分が破損することもあります。
また直射日光など、強い光に長時間さらされたり、エアコン、温風ファンヒーター、ストーブ等に直接当たると変色や割れ、反りが生じることがあります。
直射日光にはカーテンなどを利用し、温度や湿度 が変わりやすい場所をできるだけ避けてください。
また、テーブルを移動する際は、持ち上げて移動させてください。
引きずると接合部分が傷む可能性があります。
ケガや落下防止のため、大きな家具や重量のある家具を移動するときは必ず２人以上で運んでください。

3．暖房器具について

暖房や直射日光による乾燥した環境が続くと、木は収縮し割れや反り、ねじれの原因になります。
エアコン、温風ファンヒー ター、ストーブ等は木材を傷める原因となりますので、温風が家具に直接当たる場所で使用しないでください。

4．湿度について

無垢材は、湿度により伸び縮みすることから、「呼吸する」といわれており、季節ごとの気温や湿度の変化によって、常に伸縮を繰り返しています。多少の伸縮による反りやゆがみなどは元に戻るため問題ありませんが、湿度が低いと木は収縮し、大きな反りやねじれ、割れを引き起こしてしまいます。
反対に、湿気が多くじめじめした環境が続くと、木は膨張し、引き出しなどの開け閉めが困難になることがあります。
またカビが 発生したりカビをエサとするダニの発生の原因にもなります。
湿度 40 ～ 60％くらいを保つよう心がけ、天気のいい日 に風通しを良くして日陰で風を当ててください。
もし改善されないようであれば、冷風のドライヤーを 30cm ほど離して 当ててください。（温風では傷めてしまう可能性がありますので使用しないでください。）
冬の時期は結露が原因で、カビが発生しやすくなります。家具の裏は空気が動きにくく、暖房の熱が家具にさえぎられて温度が低くなりがちで結露しやすくなっています。
壁面から少し離して設置し、スノコを敷くなどすると空気が通りやすく換気もしやすくなります。
また、 壁面と家具の間に発泡スチロールの板を挟むと断熱材の代わりとなって壁から移るカビを防げます。
薬品をつかった防カ ビ対策も事前に行っておくのも一つの方法です。

〈カビが発生してしまったら〉
天日で干して乾燥させてください。
その あとブラシなどで丁寧にカビを落とし、消毒用アルコールやエタノール、防カビの薬品を使ってください。
※対処法とし て上記をご紹介しましたが、日に当てすぎたり薬品によっては反りやゆがみ、変色などを起こす可能性がありますので、 十分ご注意の上、自己責任で行ってください。ご不安な場合は当店にご連絡いただければ有償で対応させて頂きます。

5．敷物・置物について

ガラス板やビニールシートなど、湿気を逃しにくいシートなどを密着させた状態で長期間使用しないでください。
湿気に よる反りやゆがみ、変色やはがれの原因になる場合があります。
キズ・汚れ防止にはランチョンマット・トレーなど移動 が簡単なものがおすすめです。
また、ガラスや陶器の置物などの長期間の設置もご注意ください。

6．硬いもの・鋭利なものについて

ボールペンなど硬いペン先のものやカッターなど刃先のあるものを使用する場合は、キズ防止のために下敷きなどをご使用ください。
底のザラついたモノでもキズをつけてしまう恐れがありますので、ご注意ください。

7．熱いもの・冷たいもの・液体について

熱した鍋やヤカン等、高温のものは直接置かないでください。
変色したり痕が残る原因となります。
鍋敷きなどをご利用ください。
冷たい缶ジュース・ビールやコップ等を直接テーブルや台の上に長時間置かないでください。
水滴によって輪ジミなどの原因になります。 また、調味料などをこぼすとシミなどの痕や輪染みが残る場合がございますのでご注意くだ さい。

8．通常のメンテナンス

オイル塗装の製品
タオルで乾拭きか固く絞った濡れ布巾で拭いてください。
汚れたら中性洗剤をぬるま湯で 100倍程度に薄め、柔らかい布に浸し、固く絞ってふき取った後、ぬるま湯に浸した布で洗剤をふき取り、乾拭きしてください。
化学雑巾は使用しないでください。
年に1 ～ 2 回、オイルワックス（当店メンテナンスキットか市販品）を柔らかい布に少量染み込ませ、馴染ませるようによく刷り込み、別の布で乾拭きしてください。
寿命が延びると共に、お手入れの度に風合いが増します。
キズや凹みなどができた場合、程度や状態によって自分で補修できる場合とできない場合がございます。
傷んだ箇所の写真をメールか郵送にて弊社にお送りいただければ、アドバイスをさせていただきます。

セラウッド（ウレタン）塗装の製品
タオルで乾拭きか固く絞った濡れ布巾で拭いてください。
汚れたら、中性洗剤をぬるま湯で 500倍程度に薄め、柔らかい布に浸し、固く絞ってふき取った後、ぬるま湯に浸した布で洗剤をふき取り、乾拭きしてください。化学雑巾は使用しないでください。キズがついた場合はご家庭での修理は難しいので、弊社にご相談ください。

9．その他のメンテナンス

当店の家具は無垢材を使用しており、温度・湿度の変化にともない、蝶番（ちょうつがい）や固定用ネジ類がゆるむ場合がございます。
ゆるんだままご使用を続けられますと破損の原因になり、危険です。
特に季節の変わり目にはゆるみがちですので時々点検し、ゆるみがある場合は必ず締めなおしてください。