天然木無垢材を使用した製品は、木材の個性を引き出したり表面を保護する目的で塗装を行います。
塗装方法によってメリット・デメリットがございますので、利用シーンやスタイルによって塗装方法をお選びください。
オイル塗装
オイル塗装とは木材にオイルを浸透させ、木本来の色味を表現し、汚れをつきにくくする塗装方法です。
表面に塗膜を形成しないので、木が呼吸することができます。
特徴1.自然のまま
オイル塗装は木材にオイルを浸透させるので、表面に塗膜を形成しません。
よって木材 がもっている本来の色・手触り・香りを楽しむことができます。
特徴2.深み
塗膜を形成しないのでキズや汚れはつきやすいですが、時間経過とともになじみ、その一 つ一つも家具の個性となりさらに愛着の沸く家具となってくれます。
特徴3.メンテナンスが容易
キズや汚れは付きやすい反面メンテナンスが容易です。
ご家庭で研磨・ワックス掛けを行っていただくことで簡単に修復可能です。
また、お手入れするたびに木材の風合いが増し、他にはない深みのある家具となってくれます。
特徴4.人に優しい
ホルムアルデヒドをはじめとする厚生労働省が策定しているシックハウスの原因物質は一切配合していないため、お子様やアレルギーの方も安心してご利用いただけます。
セラウッド塗装
セラウッドとはウレタン樹脂をベースとし、超微粒子のファインセラミックスを複合することで 強靭な塗膜を形成し、今までのウレタン塗装よりもはるかに耐候性・耐汚染性・耐熱性・耐久性 に優れた塗装です。
特徴1.紫外線に強い
トップコートとして塗装することで、基材から中塗りに至るまで家具全体を赤外線による劣化 から守ります。
よって日焼けによる変色を低減します。
特徴2.汚れに強い
綿密な塗装面が形成されるため、汚れが浸透しにくく、製品そのものが汚染されません。
汚れが内部に浸透しないため、簡単に除去することができ、シミの原因もなくなります。
特徴3.熱に強い
沸騰水が入ったやかんなどを直接置いてもセラウッドの塗膜は熱の影響もほとんど受けず、 テーブルなどで起こる輪染みの発生も抑えます。
特徴4.人に優しい
ホルムアルデヒドをはじめとする厚生労働省が策定しているシックハウスの原因物質は 一切配合していないため、お子様やアレルギーの方も安心してご利用いただけます。
塗装の比較
オイル塗装 | セラウッド塗装 | |
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手触り | さらさら オイルが木材にしみこみ、表面に塗膜を形成しないので木本来の質感を感じ取ることができます。 |
ツルツル 木材の表面に強靭な塗膜が形成されるため、オイル塗装と比べるとややツルツルした感じです。 |
艶 | つや消し 木材本来のマットな質感となります。木目の美しさや色味がはっきりと表現されます。 |
つや有り オイルと比べるとつやがありますが、木目や色味ははっきりとしています。 |
お手入れ | 年に1・2回 市販のワックス・オイル等でお手入れすると木材の風合いが増し、経過とともに深い味わいが出てきます。 |
特に不要 普段の布巾がけで十分です。 |
特徴 | お手入れを繰り返す事で、年数経過による木材の変化を楽しむことができます。キズや汚れがつきやすいですが、ご自身で修正が可能でお手入れも容易です | 定期的なお手入れが必要ありません。オイル塗装よりもはるかに変色・汚れ・熱に耐性があります。万が一キズがついた場合、ご自身での修正は容易でないため、専用工場での修理が必要となります。 |
成分 | シックハウスの原因となる成分を含んでいない「F☆☆☆☆」(Fフォースター)の自然塗料を使用しておりますので、安心してお使いいただけます。 |
「オイル塗装」は塗装の性質上、「セラウッド塗装」よりも木材の色味の変化がでやすくなります。
またメンテナンスを繰り返すことで表情がかわってきますので、自然志向の方におすすめです。
テーブル等の汚れがつきやすいもの、またメンテナンスを気にされる方は「セラウッド塗装」がおすすめです。
普段使いの汚れをふき取るくらいで、特にメンテナンスは必要ありません。